くだらなくも愛しい日常を公開。
テニス(山吹)まるマ(ヨザケン)電王(キンウラ)に熱を上げている今日この頃。
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自分もそうするのだがイマジンがベットで横になっている図はどうもおかしい。
額に手を当てるとリュウタロスは少しだけ気を緩めたように見えた。
確かに感じる熱に溜息を吐くと彼は素直に不安げな反応を返した。
「キンちゃんのが遷ったんだろうね。今日は大人しく寝てること。」
「やだ。遊ぶ。」
言葉だけはいつもと同じように返したが本当に起き上がる体力はないらしい。
それなのにしっかりと自分を掴む手の強さにウラタロスは笑った。
「ダメだよ。リンゴでも切って貰ってくるから、ね。」
「カメちゃん行っちゃうの?」
「うん?」
「行っちゃやだ。」
「すぐそこに行くだけだって、氷枕とかハナさんに買いに行って貰わないと
デンライナーには絶対ないと思うよ?」
「やーだー…。」
病気のときには気が弱くなるのだろう。
子供、ということもあるがリュウタロスは熱っぽい手で
しっかりとウラタロスを掴みぐずぐずと彼を引き止めた。
ウラタロスにも覚えがないわけではない。
いつも生意気な彼の弱々しい様子に強く振り切れず苦笑いした。
「じゃあ部屋からは出ないからちょっとだけ離してくれる?」
「ん…。」
「ありがとう、いい子だね。」
ドアを開け顔だけ廊下に出してウラタロスは滅多に出さない大声をあげた。
「キンちゃーん、センパーイ。ちょっと来て下さいよー。ねぇーキンちゃーん!!」
隣の車両から出て来たのはやはりキンタロスだけでウラタロスは肩を竦める。
「どないしたんや。」
「ナオミちゃんに頼んでリンゴとか切って貰って来てくれない?
んで、先輩には水枕か冷えピタ買ってきてって言って。」
「俺がどっちもやってきたる。」
「ダメだよ、先輩にもやらせてあげないとあとで拗ねるか凹むから。」
「面倒な男やなアイツは。」
「元はと言えばキンちゃんが夏風邪ひいたせいだろ?」
「む…分かった。ちょっとええか。」
「うん。」
彼も一番のチビのリュウタロスを心配しているのだ。
どっかりと椅子に腰掛け虚ろな目をしているリュウタロスの額に大きな掌を乗せそのまま話し掛ける。
声が掌から響くのが心地良いのかリュウタロスはその手を振り払わない。
「すまんかったな、欲しいもんがあったら持ってきたるで、言うてみ。」
「お姉ちゃんとカメちゃん…。」
「亀の字は今日だけ貸したる。」
「本人無視して貸し借りしないでよ。」
キンタロスの大きな掌はリュウタロスを大人しくさせた。
父親の威厳、等とウラタロスはこっそり思ったがそれではなんとなく
変な気分になるので続きを考えるのはやめておく。
「ほな行ってくるわ。」
「先輩によろしく。」
「お前も気ぃつけや。」
仕方ねえなぁ、という嬉し恥ずかしのモモタロスの怒鳴り声を聞きながら
ウラタロスは目を細め「幸せ」と心の片隅で思った。
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・モモは来ないと見越してキンちゃんだけもっかい呼ぶ。
・キンちゃんが父親?じゃあ僕は母親?え、ちょっとそれって?
イマジン家族は風邪をひいても幸せです。
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