くだらなくも愛しい日常を公開。
テニス(山吹)まるマ(ヨザケン)電王(キンウラ)に熱を上げている今日この頃。
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千石さん達が居なくなって、もう二ヶ月が過ぎました。
引退してからって思うと…結構経ちました。
三年になってみると二年のときは分からなかった痛さとか甘さとかが見えてきて
身の振り方も色々考えるようになりました。
あの頃の千石さん達は、もっとずっと大きく見えたのにと最初は凹んだけれど
最近、少し余裕が出来てきたように思います。
無意識に後輩を気遣いえるようになって
試合でも状況が以前より正確に把握出来るようになったと思います。
千石さんも最初はこんな風に凹んだりしたんですか?
いつも頑張って笑ってくれてたんですか?
俺達のこと、ムカつくな畜生とか思いながら
なんだかんだでやっぱり可愛いとか思ってたんですか?
「ムロマチ君ちょっと大人っぽくなったね。」
「…そうですか?」
「うん、なんかカッコよくなった。」
複雑な表情をして千石さんがもうアイスのなくなった棒をぐーっと噛み締めた。
背が伸びて、肩幅が広くなって、千石さんは大人と言うか男っぽくなった。
でも千石さんが俺に対して言っているのはそういうことじゃないと思う。
一個しか違わないくせに年上ぶらないで下さいよ。
一年前の俺の声が胸の中で響いて笑った。
可愛くなかったなぁ俺。
子供臭くて、敵意むき出しで、でも構って欲しくて仕方なくて。
千石さんが俺を成長させたんですよ。
俺の憧れはいつだって、千石さんです。
今は素直に言える気がします。
でも言ったら、千石さんは逆に淋しくなっちゃいますか?
どうしようなかなぁ。
とりあえずまだ俺も、千石さんに抱き締められたいから
聞かないフリして青い空を見上げた。
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