くだらなくも愛しい日常を公開。
テニス(山吹)まるマ(ヨザケン)電王(キンウラ)に熱を上げている今日この頃。
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レポ2日目である。
我輩、写真の編集をしたとき眠かったのであろうな。
1日目と名前が逆になっている。
第三章 朝
我輩を叩き起こしたのは瀬高殿の仕掛けた小西さんのアラームだった。
小西さんが歌っている。歌って…中途半端な所で途切れた。
切れるタイミングの悪さで目覚める。
思わず「なんでそこやねん。」と突っ込みたくなった。
今更だが我輩はこの旅行の間、ひたすら伊予弁と関西弁であった。
煩かったことこの上ないだろう。
朝起きると、我輩の身体に異変が起こっていた。
異常な寝汗。浴衣の背中がぐっしょりだったのだ。
どうしたことか。我輩は戸惑った。酒か。酒なのか。
習慣で起きてすぐトイレに向かったが、寒い。
汗が冷えてめちゃくちゃ寒い。
目はすっかり覚めていたが我輩は布団を被りなおした。
寒い。
小西さんがまた歌い出す。そしてまた中途半端な所で止まる。
姫は既に目覚めていた。
「起きないのかなぁ。」
と可愛く布団の中で呟いている。
小西さんが三度目になるとムロコ姫も寝乱れている瀬高殿を起こして差し上げなければと決意し
「透ちゃぁーん。」
と可愛らしく呼び始めた。
あの可愛らしい声では逆に気持ちよくなって眠りが深くなるのでは?と
些か不安に思ったが夢の姫ではなく現実の姫に会おうと瀬高殿は夢を抜け出した。
布団の中でうだうだしてから我々は朝風呂に旅立った。
どんだけ風呂だと言われても、こんだけ風呂だ。
我輩は汗びっしょりだったのできっと2人が行かないと言っても行ったに違いない。
昨夜は男湯だった方が今朝は女湯になっている。
一泊の間に二種類の浴場が楽しめてとてもよい。
バラ風呂は土曜限定のものなので、その朝は普通に温泉を楽しんだ。
ここには外風呂はないのだろうか?
バラ風呂は実は屋外に屋根をつけたような場所にあったのだ。
瀬高殿が風荒ぶ景色に果敢にも風呂を探しに行く。
あった。
温めの同じサイズの木の浴槽がこちらの風呂にもあったのだ。
強風が吹いていても我々はその風呂に浸かっていた。
そこで渋谷家の旅行妄想に花を咲かせた。
年に一度の家族旅行ではジェニファーにより馬ちゃんとの新婚旅行の思い出が
イチから語られるのだと…。
毎年だ。毎年同じ話を聞かされるのだ。
馬ちゃんは頷き、共に惚気る。
渋谷兄弟は「お兄ちゃんと呼ぶ。」「お兄ちゃんと呼ばない。」を賭けて温泉卓球。
勝利はの方は「今、お兄ちゃんと呼んで欲しい。」だが
有利の方は「この先ずっとお兄ちゃんとは呼ばない。」な気がする。
気のせいだろうか。
馬ちゃんはマッサージ機をお気に召した。
ジェニファーはバラ風呂から出て来る気配がない。
こんな妄想だ。
風荒ぶ外のぬるま湯に相応しいぬるい妄想だ。
思う存分風呂を満喫し、我々は部屋へと戻り…
キバ→プリキュア→しずくちゃん→マイメロ
の日曜朝のオタクっぷりを発揮した。
全てのアニメの解説が出来る我輩は確実に浮いていた。
特にプリキュアの解説をしまくる我輩は気持ち悪かっただろう。
申し訳ない。我輩は腐女子と言うよりこういう種類のオタクだ。
マイメロが終わるとチェックアウトになってしまうが宮田さんマジックでうっかり
ガン見してしまったのは言うまでもない。
宮田さんが悪いのだと思う。ひよこで王子なのが悪いのだと思う。
演じ分けの神なのが悪いのだと思う。
ニコ動の宮田さんキャラソン動画のコメに「宮田は俺の嫁。」と流れてくるのも仕方ないと思う。
朝っぱらからアニメを堪能し、我々はものぐさの宿をあとにする。
ありがとう、お庭番のオーナー。
ありがとう、バラの風呂。
ありがとう、ヤギミルクタブレット。
ありがとう、コンヨザ。
第四章 龍王峡
この旅行の最大のヤマ場である龍王峡だ。
鬼怒川温泉駅で電車が一時間後という鬼怒川テンポに愕然とし、我々はタクシーで龍王峡に向かった。
着いた先のコインロッカーに大きな荷物を預けいざ龍王峡。
前日の雨の影響で足場があまりよくないとタクシーの運転手に言われ
オススメのコースまで教えて貰った。
龍王峡は駅に近いほうから白龍峡、青龍峡、紫龍峡の三種類に分類される。
我々は今回、白龍峡を堪能し青龍峡を少しだけ入ったむささび橋で折り返すコースを選択した。
見所1 ハイキングコースを入ってすぐの場所にあるのが虹見の滝だ。
虹が映るそうなのだが、我々が見たときは残念ながら映っていなかった。
ただ滝自体が素晴らしいので虹がなくても見ごたえはある。
向かい合った場所にある龍王神社周辺から見るのがよいだろう。
龍王神社からはこのように鬼怒川の景色も堪能出来る。
映っているのは虹見橋だ。
この龍王神社の脇と言えばよいのか…ハイキングコースとは別に水辺まで降りる短いコースが存在する。
レポート最上部の写真はそこを降りた場所だ。
別角度からの写真はこちら。
偉大な自然を前に己の小ささを知る最高の場所だろう。
水は冷たく気持ちが良かった。
竪琴の滝、かめ穴、水芭蕉のある湿地帯と写真でお見せ出来たら良かったのだが
あの自然を前にすると普通に鑑賞してしまい携帯という文明の利器をうっかり出し損ねてしまう。
どうしても気になる場合は実際に行くことをオススメする。
これは折り返し地点のむささび橋からの写真だ。
この橋軽く揺れて非常に怖い。
反対側の写真。
むささび橋を渡り対岸に行くと、今まで歩いてきたコースとは全く違う景色が味わえる。
最初のコースは川と垂直に切り立った崖を歩いている感じだが、対岸は山の中を
まったりと歩く感じだ。
カエルが鳴いていたり、弁当でも食べられそうな開けた場所がある。
その代わり川は見えにくい。
山のハイキングを純粋に楽しむのがよいだろう。
サンショウウオが生息すると書かれるだけあって、美しい水はまるで鏡のようだった。
水面から対称になる感動は携帯のカメラでは残念ながら上手く伝えられない。
余談だが、私の携帯の名前は「猊下」だ。
「猊下」は写真機能が弱くワンセグはない。
すれ違うハイキング客と「こんにちわ」と挨拶を交わし、心まで爽やかになった。
思ったより歩いた気がしなかったのが原因か、我々は虹見滝の上部で立ち止まって
水の流れを延々と眺め続けた。
何故そこだったのかは分からないが、これが終わればまた列車で都会に帰るのだろうと
自然から離れがたく少しおセンチになっていたのかもしれない。
さらば、龍王峡。
我々の心は確かに癒された。
最終章 岐路とガストと有り得ないCP。
土産物屋で時間を潰した我々はついに岐路についた。
行きの過ちは犯すまいと直通の浅草行きに乗り込む。
この頃になって曇っていた空に太陽が出始めたが、アップダウンのあるハイキングコースでは
曇りぐらいが良かったのだろうと、運の良さを喜んだ。
三時間睡眠で山を歩いたせいか、一同を眠気が襲う。
一番先に落ちたのはやはり瀬高殿だった。
何せブーツで山歩きだ。それも難なくこなすから恐ろしい。勇者瀬高殿。
うとうとし、目が覚める度に「寝てない。」と意地を張っていたがそんな事を言われても
可愛い三男め、としか思えない。
瀬高殿を気遣ったというよりか、他の二人も残りHPが少なくあまり言葉を交わさなかった。
が、一度だけ二人に奇跡が起きる。
「次男と三男…。」
バチッ☆ミ
我輩の背後の席で一般人が親戚の話を始め、我々が覚醒するワードを放ったのだ。
言葉も交わさず携帯を弄ったり窓の外を眺めてボーッとしていた我々の目が
何も言わずにお互いに合わせられた。
何という奇跡。腐女子は意識していなくとも腐女子なのだ。
脳は常に萌えを拾い上げようと無意識化でも活動しているようだ。
我々は自分が恐ろしくなった。
もう本当に一般人には戻れないのだと突きつけられた気分だ。
笑うしかない。もう笑うしかないのだ。
そんな事件を挟みつつ、我々は北千住へと舞い戻った。
途中、姫の寝顔もしっかりと目に焼き付けた。
ちなみに我輩は寝ていない。
一人勝ちと拳を高く挙げさせて貰おう。
北千住で夕飯を食べて帰ろうとなった我々だが、誰一人北千住に詳しくない。
バーミヤンを探すが見つけられず結局人に尋ね、向かっている途中のガスとで
「ここでよくね?」
と流れに任せて入店だ。
このガスト、謎の込み方をしている。
学生が長時間堂々と居座るお優しいガストと見た。
我輩も高校時代はガストに世話になったものだが、最近はとんとお世話になっていない。
メニューを見ても心当たりがない。
ミルクレープなるデザートはどこの物だったか。思い出せない。
我々は飲食店に入る度に萌え色をした食材を探すのだが
ガストは今、絶賛イチゴ押しらしくデザートはアニシナちゃんだらけである。
茶色はどこへ。
オレンジはどこへ。
我々に茶色とオレンジをください。
ハンバーグが中心のメニューでは茶色はあれどオレンジが添えられていない。
もう妄想はお休み。とでも言いたいのか。
仕方ない。本来の目的通り腹を満たす為だけにガストを利用しよう。
と思っていたのに、我輩はヨザックの能力をナメていた。
そうか、彼はお庭番なのだから常に表立って行動しているわけがない。
意図せずに頼んだ我輩の大好物、オムライス。
忘れていた。我輩は忘れていたのだ。
チキンライスはオレンジだ。つまりはヨザだ。
卵はヴォルフで、デミグラスソースは次男。
見事、我輩は萌えを手に入れた。
ヨザにかかろうとする次男をヴォルフが遮っている。
ちっちゃい兄上は渡さない!
我輩は幼少妄想を手に入れた。
かしこさが1下がった。
寝ていない人間の発する言葉は恐ろしい。
何も考えなくとも
我輩はこれを実際に口に出しながらソースにチキンライスをくっつけていた。
ほぼ無意識だ。
基本的にいつも歌っている我輩だがこれには自分で驚いた。
たーいちょーう チュv
自分が気持ち悪い。
ドリンクバーに行けば次男はどこの店でも手に入る。
コーヒーにココアにお茶…次男はいい色を手に入れたものだ。
瀬高殿が高速移動しているのは更なる次男を求めてではない。
次男スリーショットに入り込むことを拒んだからだが、我輩はそんなこと許さない。
有り得ないCP。
何の話からだったのか、ヴォルヨザという単語が飛び出した。
ヴォルヨザ。
なんたる破壊力。
この詳細な妄想はそのうちに祝い部屋に作品としてUPしようと思うので
その日をウキウキ待っていて欲しい。
今はまだ…三人の胸の内に…。
正直、龍王峡を過ぎてからは疲れが勝ってあまり話を覚えていない(爆)
レポートは完全なる尻つぼみで終わりを迎える。
223回(二番目の兄さん)まで我々は戦い続けるのだろうか。
428回(渋谷)439回(ヨザック)を経て4443回(獅子ヨザ)までと噂されているが
それはあの世でも一緒という意味だろうか。
我々は愛で続けよう…。
新規会員は随時募集中だ。
我輩は飯を食べる。続きはもうない。
完。
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