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くだらなくも愛しい日常を公開。 テニス(山吹)まるマ(ヨザケン)電王(キンウラ)に熱を上げている今日この頃。
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短い小ネタです。
なんつか、意味はないけど、いや、なくていいのだ。
二人が恋してたらそれでいいって
そう思うんだけど、上手くいかないんだなぁ。
さぁさ、そんな文でも見て下さる方は
ぐるぐるまわる?をクリッククリック♪

●川本&吉田●






あい


…。
室町は、目を覚ました。
視界には千石の鎖骨と首、毛布、シーツ。
さしてその映像に驚くこともなく、室町は上半身を起こし
カーテンも閉められていない無用心な窓の外を見た。
まだ空は薄暗く起きるには早すぎる。
朝の室町は重い瞼をいつまでも開けられず
楽しそうな千石の言葉に適当に頷き、その結果
室町自身が朝ご飯、というのがお決まりだ。

室町十次は血圧が低いのである。

その上に若者として不健全かつ健全な運動を日付変更線が
変わってもなお、というまでに求められれば
全くお早くない時間まで眠っていても仕方なかろう。

では何故、室町は陽も上らないうちに目が覚めてしまったのか。
理由が窓の向こうにあるはずもなく
そして初めて見る千石の寝顔に書いてあるなんてこともない。
千石はいつもお早い時間から起きて室町の寝顔を
心ゆくまで、ときに手が出るほどに楽しんでいた。

鬱陶しい、恥ずかしい、相手をするのが面倒くさい。

朝は完璧に眠気に支配されている室町は起きる度に
そう思っていたのだが、なるほど。
これは触るなと言う方が無理な話だ。
すやすやと眠っている千石の可愛さったらこの上ない。
歳相応どころか自分より幼いような顔で
好きな相手が隣に横たわっている。
少し開いた唇も上下する胸も肩も、なんて愛しいのか。
室町十次は照れ屋でクールを装いはするが
自分自身の考えにもう一人の自分が突っ込んだりはしない。
恋をしてしまったという事実を気休めでも否定したところで、
もう取り返しのつくものでもない。
好きだ、千石が大好きだ、悪いか。
室町十次はとても潔く漢らしい。

ふと夢から意識が現へと持ち上がろうとする際に
頭をゆっくり撫でられていることに気付いたときの
あの心地良さ。

これは与えられるだけではなかったのか。
疼くような甘い気持ちに目を細めた。




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私は、ムロマチ君が変で、あとから読み返したとき
自分の文章がぎこちない作品の方が好きです。
吉田と一緒に探し中、大黒湯カラー探し中。
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大黒湯
性別:
女性
自己紹介:

川本佳以―かわもとけい
テニス担当 
千石×室町 跡部 新渡米 

吉田蒼偉―よしだあおい
まるマ担当
ヨザック×村田 有利×ヴォルフ

一心同体で千葉から妄想中。
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