くだらなくも愛しい日常を公開。
テニス(山吹)まるマ(ヨザケン)電王(キンウラ)に熱を上げている今日この頃。
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ふとしたときにデイシャを思い出します。
もう還ってきてはくれないから自分の中で勝手に生かそう。
そんな心情で生かしているデイシャが見たい方は
下のぐるぐるまわる?からどうぞじゃん。
●川本佳以●
もう還ってきてはくれないから自分の中で勝手に生かそう。
そんな心情で生かしているデイシャが見たい方は
下のぐるぐるまわる?からどうぞじゃん。
●川本佳以●
「今日も傷だらけじゃん?」
デイシャは見上げたブックマンの頬に走る爪痕を見て
にかっと笑った。
爪痕の原因に指を伸ばすとふい、と顔を背けられる。
その行動にもデイシャは特に気にする事無く
むしろ面白そうにけたけたと笑った。
トカゲの“デイシャ”は人間に懐かなかった。
自分の身体に愛しそうに頬擦りしようとする
愛の重い飼い主のせいだろう。
されるがままにしていたら永遠に終わらない。
そう学習した“デイシャ”の判断は正しいと
教団内の人間は思っている。
デイシャの言葉に目を細め自分の指を
同じように“デイシャ”の顔に近づけたところ
その人差し指は悪意を持って噛み付かれた。
「懐かねぇのに肩には乗るんだよな。」
「愛の力さ!」
「重すぎて拒否られてるみてーだけど。」
指から血が流れている。
が、ラビはこれ以上ない至福の表情。
おもしれーヤツ。
人間のデイシャがニヤと笑うとラビはぽっと頬を染めた。
鋭い目が怪しく光って僅かに上げられた口元がカッコイイ。
トカゲに表情があるとしたら
きっとこういう感じになるに違いない。
デイシャはやっぱりカッコイイ。
「俺もデイシャみたいに生まれてきたかった。」
おもしれーヤツ、とデイシャは再び笑ったが
覗いた犬歯に噛まれたいとラビが思っていることを
幸か不幸か彼は知らなかった。
どっかに続く。
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気持ちの悪いラビを目指して…!!
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