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くだらなくも愛しい日常を公開。 テニス(山吹)まるマ(ヨザケン)電王(キンウラ)に熱を上げている今日この頃。
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久し振りにブログに書くってそれじゃ借りた意味ないじゃろがい!
ちょこちょこ息抜きに妄想どかーん。
今回は商店街で跡部→喜多です。
自分これでも部神の人間なんですよ(笑)
さぁ、マイナーな世界へダイブしたい方は下の
ぐるぐるまわる?より潜ってみて下さい。

●吉田蒼偉●


隠し味は愛情一本

「…今、休憩か?」

今まさにご飯をかき込もうとしているその店の青年に
高そうなスーツの客が扉を半分ほど開けて問うた。
一馬は昼食ピークが過ぎ閑散とした店内で自分の作った
まかないを食べようとしていたのだ。

「やってますよーどうぞ。」
「悪いな。」
「いいえ。」

口に箸を咥えたまま立ち上がった一馬は
開かれずにいる残り半分を開いてその男を店に引き入れた。
男の名前は跡部景吾。
跡部財閥の一人息子である。
若いながら会社の一部の経営を任されている青年実業家だ。
3ヶ月ほど前に喜多そばの隣に不動産屋の支店を出した彼は
それからほぼ毎日喜多そばで遅い昼食をとるのが日課になっている。

「こんな時間までお昼抜きで仕事だったんですか?」
「あぁ…ちょっと本社まで戻っていたからな。」
「お疲れ様です、で、何にしますか?」
「月見そば。」
「はい。」

ネクタイを緩めた跡部は
迷わずに一馬の昼食が置いてある席の向かいに座った。
水とおしぼりを手に戻ってくる一馬も何故とは問わない。

「跡部さんホントうちのそばが好きですねー。」

嬉しそうに言われ跡部は僅かに顔を顰めながらもあぁ、と頷く。
ここのそばが美味しいと思うのは事実だ。
素朴で暖かく無駄がない。
肥え過ぎた舌には逆に新鮮で毎日でも飽きが来ないと
本当にお世辞抜きで思っている。
が、跡部が毎日ここへ来店するのにはもっと単純な理由がある。
客を目の前に飯を食べ始めたこの男、喜多一馬が好きだからだ。
3ヶ月間でそれなりに仲良くなって
こうして無防備というか軽く失礼な態度をとるまでに
心を開いてくれたのはいいが
意中の相手は超がつく鈍感の上に天然というオプションまでついていた。
毎日毎日、客の少ない時間に来店しては
一馬に会って店を褒めたり、彼は好感度を上げようとしている。
喜多そばのメニューもすぐに制覇してしまった。
が、今跡部の目の前で一馬が食べている品は
記憶にない。

「…そんなメニューあったか?」
「これは面倒臭がりな俺作の適当な野菜炒めです。」
「一口よこせ。」
「ちょ!ダメですよ、もうすぐ出来ますから我慢して下さいよ!」
「お前はそば作らないのか。」
「まだお客さんに出せるレベルじゃないですから。」
「俺様は構わねぇぞ、練習台ぐらいなってやるよ。」
「いやいや跡部さんは舌が肥えてますから最終審査員で。」

俺の為だけに飯を作れ、と言えたらどんなに楽か。
一馬と同じ人のいい笑みを浮かべて月見そばを出してくれた
彼の父親の味の暖かさの謎を跡部は知っているので。
いつかこの店で客の全員が一馬の手料理を食べるのかと思うと
彼の腕の上がるのを待ちたいような、待ちたくないような
複雑な気分になるのだった。



あ、無理だ、終わろう。
全然まとまる気がしないので放棄!!!(爆)
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